昨晩の海外

 昨晩の海外市場も、円の軟調が続いたが、NYダウが新型肺炎に対する織り込み度の低さが懸念となり一時400ドル近い下落となったことが円の下値を支えた。米経済指標としては、米2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や1月景気先行指標指数は、予想を上回ったが、この影響は限定された。
 ドル円は112.23まで上昇後111.70が下値を支え、ユーロドルは、ECB理事会の議事録で、「指標は強いが、成長の勢いは緩慢である」、「コアインフレが緩やかに上昇する兆しがある」との見解が示され、また2月消費者信頼感指数の速報値が 予想を上回ったが反応は鈍く、1.0878から1.0821で上下した。またポンドドルは、対ユーロでの売りが続き1.2926を上値に、1.2849まで一時売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円が121.40まで上昇後、120.52、ポンド円は144.62を高値に143.87、オージー円は74.43から73.86、NZD円が71.20から70.74、カナダ円は84.74から84.19で推移した。