昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、主だった材料がない中、円売りが大きく強まる形となった。米経済指標としては、1月卸売物価指数や住宅着工・建設許可件数などが軒並み市場予想を上回る結果となり、FOMC議事録では、「現在の金融政策は当面適切」、「新型コロナウイルスは、新たなリスク」と示されたが、想定内として影響は大きく見えていない。また、NYダウは、一時177ドル近い上昇となり、夜間の日経平均もったが、400円越えの上昇となったが、これは主に円安の影響が大きい。
 ドル円は、テクニカル面から110.29の高値を超えたことで、次々にストップ・ロスの買いを誘発して111.59まで一時上昇、ユーロドルは、1.0808から1.0782で上下、ポンドドルは、対ユーロでの売りから1.2908まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は120.49、ポンド円は144.17、オージー円は74.48、NZD円は71.15、カナダ円は84.36まで反発した。