昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、米国の3連休を控えて、新型コロナウイルスに関する週末の続報に対する警戒感が残る相場展開となった。米1月小売売上高は、市場予想通りの結果となったものの、前月の数値が下方修正され、1月鉱工業生産指数は予想を下回り、2月ミシガン大消費者信頼感指数の速報値が予想を上回ったが、影響は限定された。NYダウは、上下100ドル以内の動きに留まった。
 ドル円は109.88から109.70まで一時売りに押され、ユーロドルは1.0861まで反発、ポンドドルは、カーニー英中銀総裁が、新型肺炎の影響について慎重な姿勢を示し、緩和策の可能性を示唆し、「ジョンソン氏は内閣に予算の5%削減を要請」との報道を受けて、1.3001まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円が119.23から118.90、ポンド円は143.41から142.77まで売りに押され、オージー円は73.90から73.62、NZD円は70.54から70.76、カナダ円は82.96から82.76で揉み合いの動きに留まった。