昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、ユーロの軟調な動きが続いた。米1月消費者物価指数は、予想を上回ったが影響は限定された。また中国で発生した新型肺炎に対する警戒が再燃し、NYダウは一時205ドル安まで下落、米FOXニュースは、「中国は新型コロナウイルス感染を少なくとも10万人過少報告している」と伝わっている。
 ユーロドルは、ユーロ圏景気の減速懸念や独政治の先行き不透明感が続き、1.0834まで下落、ポンドドルは、ジャビド財務相が辞任との報道で1.2962まで下落後、対ユーロでの買いや財政出動の期待感から1.3070まで上昇、ドル円は、109.62を安値に109.86まで反発も、このレンジで推移した。
 一方クロス円では、ユーロ円が118.87まで下落、ポンド円は143.49まで反発、オージー円は73.69から74.10で上下、NZD円は70.69から71.03、カナダ円は82.63から82.96で揉み合いとなった。