昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、総じて揉み合い気味も、パウエルFRB議長の議会証言原稿で「重大な判断の見直しがなければ政策が適切である可能性が高い」と伝わると一時ドル買いを強めたが、議会証言の内容は目新しものはなく、影響は限定された。また、NYダウは、史上高値を一時行使も、その後マイナス圏に沈んだ。
 ドル円は109.96まで値を上げ、ユーロドルは、ラガルドECB総裁が、「金融政策は唯一のものではない」、「政策の副作用は時間とともに大きくなる」と述べたこともあり、1.0892まで下落、ポンドドルは、英第4四半期GDPが、予想を上回ったことで、1.2969まで反発したが、12月鉱工業生産・製造業生産が弱い内容だったことが上値を押さえた。
 一方クロス円では、ユーロ円が119.60から120.03、ポンド円は141.74から142.47、オージー円は73.57から74.01、NZD円は70.13から70.55、カナダ円は82.46から82.78で揉み合った。