昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、ドルが堅調な推移の中、週末やパンデミック・リスクを懸念して、NYダウが、120ドル高から一時316ドル越えの下落となったことなどから、リスク回避の動きが優勢で引けた。米経済指標としては、1月サービス業PMIの速報値が、若干予想を上回ったが、製造業PMIが予想を下回り、影響は大きく見えなかった。
 ドル円は、109.65を高値に、米長期金利の低下もあって109.17まで下落、ユーロドルは、独1月製造業・サービス業PMIが強い内容で1.1062まで反発後、ECBが長期に緩和状態を維持すると見方から1.1020まで下落、ポンドドルも、英1月製造業・サービス業PMIが予想を上回り、1.3173まで反発後、1.3057まで売りに押された。
 一方クロス円は、総じて軟調でユーロ円が120.42、ポンド円が142.73、オージー円は74.44、NZD円は72.11、カナダ円は83.00まで売りに押された。