昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、米12月住宅着工件数が、予想を大幅に上回りドル買いを強めるも、12月建設許可件数、12月鉱工業生産指数や1月ミシガン大消費者信頼感指数の速報値が、予想を下回ったことが、ドルの上値を抑えた。ただ、本日もNYダウは、29373ドルまで高値を更新した。
 ドル円は、アジアの高値110.29を前に、一時110.05まで値を下げ、ユーロドルは、ユーロ圏12月消費者物価指数の改定値は、前回と変化がなく影響は薄かったが、前日にワシントンポストが、トランプ政権は欧州諸国に「イランの核合意違反を非難しなければ、輸入車に25%の追加関税する」と非公式に伝えていたと報道したこと、これに対してルメール仏経済・財務相が「米国が制裁を課せば、EUは速やかに報復する」と発言したことなどから、米欧通商摩擦に対する懸念が重しとなり、1.1086まで下落、ポンドドルは、英12月小売売上高が、予想外に弱い結果となり1.3120を上値に、1.3007まで下落した。
 一方クロス円は、総じて週末を控えて利食い優先。 ユーロ円が122.13、ポンド円が143.27、オージー円は75.72、NZD円は72.79、カナダ円は84.24まで売りに押された。