昨晩の海外市場は、手掛かり難ながら、ポンドが一日軟調な展開となった。米経済指標としては、11月住宅着工件数・建設許可件数や鉱工業生産指数が、予想より強い内容となったが、目立った反応は見られなかったが、NYダウは底堅い展開を続けた。
ドル円は109.63高値に109.44まで売りに押されたが、狭いレンジでの取引が継続、ユーロドルは、ユーロ圏10月貿易収支が、2016年4月以来の最大の黒字となったことで、1.1175まで反発も、その後売りに押され、ポンドドルは、「ジョンソン英首相はEU離脱後の移行期間延長を回避する法改正を目指す」との一部報道を受けて、合意無き離脱の懸念が再燃したことで1.3101まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円は121.93から122.46で上下、ポンド円が143.39まで値を下げ、オージー円は74.95、NZD円は71.90まで売りに押され、カナダ円は83.09から83.33で推移した。