昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、注目の米11月雇用統計では、非農業部門雇用者数が、予想外の+26.6万人、前月分も+12.8万人から+15.6万人に上方修正され、失業率が3.5%と強い内容となったことで、NYダウが350ドル高まで上昇、ドル買いを強めたが、クドローNEC委員長が、「トランプ大統領は、中国との貿易合意に署名する用意はできていない」との見解を示したことが相場の上値を抑える形となった。
 ドル円は108.53から108.92で上下、ユーロドルは、対ポンドでの売りもあって1.1040まで下落、ポンドドルも一時1.3101まで売りに押された。また、ユーロポンドは0.8411まで下落した。
 一方クロス円では、欧州通貨の下落から軟調な展開。ユーロ円が120.00、ポンド円は142.37、オージー円は74.18、NZD円は71.09まで値を下げ、カナダ円は、カナダ11月雇用統計が弱かったことで81.85まで下落した。