昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、トランプ大統領が「ブラジルとアルゼンチンに対し鉄鋼とアルミニウムへの関税を復活させる」とツイート、ロス商務長官が、インタビューで「中国と合意なければ、トランプ大統領は対中関税を引き上げるだろう」と発言したことなどから、米中貿易交渉に再び懸念が高まり、NYダウが250ドル越えの下落、米11月ISM製造業景気指数が、予想を下回ったこともあり、ドル売りが優勢となった。ただ、コンウェイ大統領顧問が「年末までに中国と合意することは可能」と述べたことで、下げ止まりを見せた。
 ドル円は108.92まで下落、ユーロドルは、仏独ユーロ圏の製造業PMIの改定値が、速報値から改善し1.1090まで反発、ポンドドルは、1.2897から1.2948まで買い戻された。 
一方クロス円では、ユーロ円が120.52から121.02で上下、ポンド円が141.83から140.95まで値を下げ、オージー円は74.23から74.53で推移、NZD円は71.11まで反発、カナダ円は81.90まで売りに押された。