昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、週末を控えて総じて揉み合い気味も、予想を上回る米11月製造業・サービス業PMIや11月ミシガン大消費者信頼感指数の確報値などから、ドルの買い戻しが優勢となった。トランプ大統領が「中国との合意は非常に近い」と述べ、香港人権法案に署名するかどうかについては言及を避けたが、大きな影響は出ていない。また、NYダウは、130ドル越えの反発となったが、大きくリスク志向の動きにもつながっていない。
 ドル円は、108.48まで下落後108.73まで反発、ユーロドルは、ユーロ圏11月製造業PMIが良好な結果となったことで1.1088まで一時反発後。サービス業が予想を下回ったこと、ラガルドECB総裁が、緩和維持の姿勢を示したことで1.1022まで売りに押され、ポンドドルも11月製造業PMIの速報値が市場予想を下回ったことで、1.2825まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は120.49から119.66、ポンド円は140.53から139.33まで売りに押され、オージー円は73.93から73.60、NZD円は69.56から69.83で上下、カナダ円は
良好な9月小売売上高を受けて81.62から81.93まで反発も、このレンジで推移した。