昨晩の海外市場は、揉み合いが続く中、ロイターが「米中の第1段階の通商合意は来年にずれ込む可能性がある」と報じたことで、NYダウが250ドル越えの下落となり、一時リスク回避的な展開となるも、その後ホワイトハウス副報道官が「米中交渉は継続しており、第1段階の合意文書について進展が見られる」との見解を示したことで影響は限定された。また、FOMC議事録では、「大半のメンバーは10月利下げ後、金利は適切と判断」、と12月の利下げ停止が示唆されたが、影響は限定された。
ドル円は、一時の株価の下げ止まりから108.35から108.74まで反発後、108.44まで売りに押されたが、このレンジから離れず、ユーロドルは1.1053から1.1081で上下、ポンドドルも1.2888から1.2930での推移に留まった。
一方クロス円では、ユーロ円が119.85から120.41、ポンド円は139.69から140.38で上下、オージー円は74.13から73.64まで下値を広げ、NZD円は69.44から69.92で上下、カナダ円は81.84から81.36まで一時値を下げた。