昨晩の海外市場は、米10月消費者物価指数は、予想を上回ったもののコア指数が予想を下回ったことなどから、米長期金利が大きく低下したことで、円の買い戻しが優勢となった。
注目されたパウエルFRB議長の議会証言では、「インフレの上昇リスクよりも低下リスクのほうが高い」としながらも、「経済が軌道を維持する限り現行政策は適切」と12月の利下げ見送りを示唆したが、影響は限定された。NYダウは、香港のデモの懸念などから105ドル近い下落からスタート。一部報道で「米中協議が農産物の購入をめぐり暗礁に乗り上げた」と報じられたが下落は限定され、一時115ドル高と史上高値を更新した。
ドル円は108.65まで下落、ユーロドルは1.1020から1.0995で上下、ポンドドルも1.2859から1.2822で揉み合いとなった。
一方クロス円では、ユーロ円が119.58、ポンド円が139.45、オージー円は74.21、NZD円は69.46、カナダ円は81.97まで一時下落した。