NY中盤

 NY中盤の取引は、まちまちの展開。注目されたトランプ大統領のNYでの演説では、「FRBのせいで、米国は他の国よりも不利になっている」、「欧州は貿易で酷い障壁を米国に対して作っており、一部は中国よりも悪い」、「中国との貿易合意は近く実現する可能性」、「米国と米国の労働者にとって良い取引以外は了承しない」などと述べたが、影響は限定されている。NYダウは、一時80ドル高まで反発したが、その後失速気味だが、プラス圏を維持している。
 ドル円は109.29を高値に109.01まで下落、ユーロドルは、独・ユーロ圏の11月ZEW景況感指数が、予想より大幅改善も、1.1003まで売りに押され、ポンドドルは、英10月雇用指数の影響は薄く、ファラージ・ブレグジット党党首が「これ以上、保守党を支持するつもりはない」と発言したことで、1.2816まで下落後、1.2875まで反発した。
 一方クロス円では、ユーロ円が120.06まで下落、ポンド円は140.60から139.95で上下、オージー円は74.95から74.61、NZD円は69.33から69.04で、軟調推移となり、カナダ円は82.68から82.35で揉み合いとなった。