昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、週末を控えて様子見ムードの中、米10年物国債利回りが、1.95%台まで上昇したことで全般にドル買いが優勢となった。ただ、米11月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値が、予想を若干下回ったことが上値を抑えた。また、トランプ大統領が「関税撤廃を中国が求めているが、決定ではない」、「米国は中国と関税の撤回で合意していない」と述べ、米中通商協議に関する昨日の報道を否定したことで、NYダウが、100ドル近い下落となり、若干リスク志向の巻き戻しの展開も、その後NYダウが、プラス圏を回復したことで、影響は限定された。
 ドル円は109.48の日中高値から109.08まで値を下げ、ユーロドルは、週末のスペイン総選挙に対する懸念もあって、1017まで下落、ポンドドルは、1.2824から1.2770まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は120.22、ポンド円は139.43、オージー円は74.76、NZD円は69.03まで値を下げ、カナダ円は、弱い10月雇用統計もあって売りに押された。