昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、中国商務省が「米中協議の第1段階合意に、段階的関税撤廃が含まれる」と発表したことで、リスクオンの動きが強まったが、米国サイドからは何も声明や発言はなく、一部通信社が関係者の話として、関税撤廃に関しては、「まだ決定ではない」と報じたことで、更なる展開となっていない。NYダウは一時300ドル越えの上昇となったが、その後値を消した。  

ドル円は、109.49まで一時上昇後、109.16まで売りに押された。またユーロドルは1.1036まで下落、ポンドドルは、英中銀が政策金利を据え置いたが、サンダースMPC委員とハスケルMPC委員が、0.25%の利下げを主張、同時に公表されたインフレリポートで、2020年と2021年のGDP見通しや1-3年後のインフレ見通しが下方修正されたことで、1.2795まで売りに押された。  

一方クロス円では、ユーロ円は121.12まで一時反発、ポンド円は140.55まで反発後139.69まで下落し、このレンジで推移、オージー円は75.69、NZD円は69.75、カナダ円は81.11まで反発した。