昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、総じて揉み合いの展開に留まった。米7-9月期米非農業部門労働生産性の速報値は、大幅に弱い結果となったが、影響は限定され、NYダウも狭い範囲の動きに留まった。
 ドル円は109.15を高値に、一部通信社がトランプ政権高官の話として、米中通商交渉の部分合意署名が12月に延期される可能性と報道したことで、108.82まで値を下げたが、ただ、延期されても合意する可能性が高く、相場の動きは限定された。また、ユーロドルは、IMFがユーロ圏の成長率見通しを引き下げたこともあって、1.1093から1.1065まで値を下げ、ポンドドルは、ジョンソン政権のケアンズ・ウェールズ担当相が、辞任に追い込まれたことなどが嫌気され、1.2898から1,2845まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円が120.91から120.47、ポンド円は140.60から139.88、オージー円は75.31から74.83、NZD円が69.63から69.27、カナダ円は82.88から82.49まで値を下げた。