昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、米10月雇用統計において、非農業部門雇用者数が+12.8万人と市場予想を上回り、9月分も上方修正されたが、一方で10月ISM製造業景気指数が予想より弱い結果となったことで、大きな流れにはつながらなかった。ただ、ロス商務長官が「中国との第1段階の通商協議は良好な状態」、ムニューシン財務長官が「米中両国は貿易合意をまとめるため懸命に取り組んでいる」と述べたことで、米中通商協議に対する懸念が和らぎ、NYダウが300ドル越えまで反発したことで、クロス円は堅調な展開となった。
 ドル円は107.91から108.32まで反発、ユーロドルは1.1128から1.1172まで値を戻したが、ポンドドルは、1.2974から1.2928まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は120.36から120.95まで反発、ポンド円は139.80から140.18のレンジで上下、オージー円が74.47から74.90、NZD円は69.31から69.76、カナダ円は81.91から82.40まで値を戻した。