昨晩の海外

 
 昨晩の海外市場は、主だった米経済指標の発表もなく、総じて揉み合い気味もポンドは堅調な推移を継続した。米中通商協議に関しては、クドローNEC委員長が「第一段階の話し合いがうまくいけば、12月の対中追加関税は撤廃できる」、トランプ大統領は「中国との貿易協定は順調に進んでいる」などと発言した。
 ポンドドルは、EUが英政府のブレグジット期限の延期要請を検討しているとの報道などから、「合意なき離脱」の可能性が低下したとの見方から1.3013まで一時上昇したが、バーコウ英下院議長が、「ジョンソン英首相のEU離脱案について本日の採決を認めず」との声明を出したことで、上値は抑えられた。ドル円は、堅調な株価もあって108.65まで反発、ユーロドルは、独9月生産者物価指数が予想を上回り、1.1180まで反発後、対ポンドでの売りで1.1139まで下落、ユーロポンドは、0.8579まで値を下げた。
 一方クロス円では、ユーロ円は141.48から120.93まで売りに押され、ポンド円は139.80から141.38まで反発、オージー円は74.74から74.49、NZD円は69.67から69.31で推移、カナダ円は83.03まで買い戻された。