昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、米中通商協議の一部進展も、「中国は米国との第1段階合意を署名する前にさらなる交渉を希望」との一部報道を受けて、警戒感が続いた。ムニューシン財務長官は「中国との第1段階の合意は重要、12月15日までの合意署名を望む」と発言している。またNYダウは、米市場がコロンブスデーの祝日で、揉み合いに終始した。
 ドル円は108.03まで下落後、108.46まで反発、ユーロドルは、ユーロ圏8月鉱工業生産が前月比で予想を上回るも、前年比では下振れしたことで影響は限定され、1.1013から1.1043で上下、ポンドドルは、1.2516まで売り込まれた後1.2651まで一時反発、ただリンネ・フィンランド首相が「我々にはもっと時間が必要であり、EU理事会後も交渉継続が必要」と発言したことが上値を押さえた。
 一方クロス円では、ユーロ円は119.19から119.56で推移、ポンド円は135.51から137.05まで一時反発、オージー円は73.01、NZD円は67.98、カナダ円は81.75まで一時値を下げた。