昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、「中国は米国との部分的な貿易合意に対してオープン」、「中国は米国の農産物の追加購入を提案」などの報道が伝わったことで、NYダウが、240ドル高まで上昇、リスク回避に巻き戻しが優勢となったが、ただ、「米政権がウイグル族人権侵害で中国の28法人をブラックリストに掲載すると表明したことを受けて、中国政府は交渉進展の期待を弱めている」との一部報道を受けて、更なる展開となっていない。また、FOMC議事録では、「多くのメンバーはインフレが9月利下げを正当化すると認識」、「緩和政策の終了期について議論した」と報じられたが、影響は限定された。  ドル円は107.63まで反発、ユーロドルは、デギンドスECB副総裁が「ECBはさらなる緩和余地を有しているが、現在の金利水準は適切」との見解を示したことで、1.0952から1.0990まで反発も、揉み合いの域を出ず、ポンドドルは、英タイムズ紙が「EUは北アイルランドのバックストップメカニズムを時限措置とする大きな譲歩案を用意している」と報じたことで、一時1.2291まで急伸したが、その後売りに押された。  一方クロス円では、ユーロ円が117.42から118.10、ポンド円は130.73から131.84、オージー円は72.13から72.50、NZD円が67.56から67.91は、カナダ円は80.43から80.77で上下した。