昨晩の海外

昨晩の海外市場は、大きな材料に薄い中、総じてドルや円が堅調な推移となった。米9月製造業PMIの速報値は予想を上回ったが、サービス業PMIが予想を下回り、影響は限定された。

 ドル円は、107.31を安値に107.55まで反発も、このレンジで小動き。日米貿易交渉について複数のメディアが「首脳会談での署名見送り」と報じる一方で、「数日中に調印する見込み」と情報が錯綜したが、相場の反応は限定され、ユーロドルは、弱い独・ユーロ圏9月製造業・サービス業PMI・速報値を受けて1.0966まで下落後、1.1000まで反発した。ドラギECB総裁が「ユーロ圏の成長力は著しく減退した」「ECBはあらゆる措置を講じる用意がある」と述べたが、相場の反応は限られ、また。ポンドドルは、バルニエEU首席交渉官が「アイルランドの国境を巡る英国の提案を受け入れられない」、「現時点で離脱協議が合意する根拠はない」と発言したことで、1.2416まで一時値を下げた。

 一方クロス円では、ユーロ円が117.75を安値に118.35まで反発、ポンド円が133.36まで値を下げ、オージー円が72.63から72.86で推移、NZD円は67.22から67.68まで反発、カナダ円は、80.67を安値に強い加7月卸売売上高もあって、81.07まで反発した。