昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、サウジアラビアの石油施設に対する無人機の攻撃を受けた、リスク回避の動きも、生産停止が2週間程度に留まるとの見方から、総じて織り込みの展開となった。WTIの原油先物は63.37ドルまで上昇、NYダウは一時187ドル安まで下落したが、下げ止まりを見せ、米10年物国債利回りは1.87%台を上値に一時1.81%前後まで弱含んだ。   

 ドル円は107.68から108.16まで反発、ユーロドルは1.0994まで下落、ポンドドルは、ユンケル欧州委員長とジョンソン英首相の会談終了後、英官邸が「ブレグジットの延期を英首相は要請せず、今後も話し合いを進め、10月末の離脱を目指す」と発表され、ジョンソン首相が「EUは離脱を巡る合意からバックストップの削除が必要」、「合意できない場合、10月31日に離脱する」と発言し、1.2400まで売りに押された。  

 一方クロス円では、ユーロ円が118.69、ポンド円が133.89まで売りに押され、オージー円は74.30から73.98で揉み合い、NZD円は68.96から68.49まで売りに押され、カナダ円は、原油の大幅上昇を受けて81.67まで反発した。