昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、週末を控えて、揉み合い気味もポンド高が中心の相場展開となった。米8月小売売上高と9月ミシガン大消費者信頼感指数が、市場予想を上回り、ドルを支えたが総じて相場の反応は限定された。  

ドル円は107.91から108.18で推移、ユーロドルは、クノット・オランダ中銀総裁が、「ECBの政策手段は経済状況に沿っていない」、「量的緩和の再開は正しい政策ではない」と述べたことで、1.1109まで反発後、1.1061まで売りに押され、ポンドドルは、英紙タイムズ紙が、バックストップの代替案として、北アイルランドが離脱後もEUの一部規則に従う案をDUPが受け入れる方針と報じたことで、1.2506まで反発した。ただ、DPUは、EU離脱後に北アイルランドだけがEUの規則に従わなくてはならない事態を容認しない姿勢を示している。  

一方クロス円では、ユーロ円が120.01を高値に119.54まで反落、ポンド円が135.22まで上昇、オージー円は74.17から74.50で堅調推移も、NZD円は、対豪ドルでの売りに68.91まで売りに押され、カナダ円は81.41まで下落した。