昨晩の海外

 

 昨晩の海外市場は、一部通信社が「中国は、米国の一連の関税の遅延とファーウェイに対する規制緩和と引き換えに、米国農産品の購入を申し出た」との報道を受けて、リスク回避の巻き戻しが優勢となった。ただ、今週から来週の金融政策の発表を控えて、様子見ムードも強く、また、トランプ大統領が「ボルトン国家安全保障担当補佐官を解任した」と報じられたが、影響は限定された。

 ドル円は、「日銀が、来週の政策決定会合で、金融緩和の是非について議論する」との報道もあり、107.58まで上昇、ユーロドルは、ECB理事会を控えて、1.1030から1.1052で揉み合いにとどまり、ポンドドルは、1.2308から1.2375まで一時反発した。

 一方クロス円では、ユーロ円が118.27から118.78、ポンド円が132.03から132.84、オージー円が73.43から73.82、NZD円が68.72から69.10、カナダ円は81.30から81.82まで反発した。