昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、米8月非農業部門雇用者数が、+13.0万人と市場予想の+15.8万人を下回ったことで、一時ドル売りが強まったが、同時に発表された平均時給が前月・前年比ともに市場予想を上回ったこともあり、影響は限定された。また、パウエルFRB議長とジョーダンSNB総裁の討論会では、パウエルFRB議長が「FRBは景気拡大を維持するため適切に行動する」と述べ、一時NYダウが100ドル超えの上昇となったが、大きな動きにはつながっていない。
 ドル円は、一時106.62まで下落、ユーロドルは、1.1020から1.1057で上下し、ポンドドルは、1.2280まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円が117.80、ポンド円が131.28まで値を下げ、オージー円は73.30、NZD円が68.83まで反発、カナダ円は、加8月雇用統計やIvey購買部協会景気指数が、予想より強い結果となったこともあり、81.22まで反発した。