昨晩の海外市場は、中国商務省が、9月に予定されている米中閣僚級貿易協議について前向きな姿勢を示したこと、トランプ大統領も中国との貿易協議を「本日からこれまでと異なるレベルで再開する」と表明を発表したことで、NYダウが370ドル超えの上昇となり、リスク回避の巻き戻しが優勢となった。
ドル円は105.68まで反発、ユーロドルは、次期ECB総裁となるラガルドIMF専務理事が、「ECBの政策金利は下限に達していない」、「ECBには幅広い手段がある。行動の準備必要」との書簡を送ったことで、売りが強まったが、クノット・オランダ中銀総裁が「現時点では量的緩和を再開する必要はない」と発言したことで、1.1093まで反発後、1.1042まで売りに押され、ポンドドルも1.2173まで値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円が117.94、ポンド円が130.05、オージー円が71.82まで反発、NZD円は67.48を高値に上値が重くなり、カナダ円が80.24まで買い戻された。