昨晩の海外市場は、「中国は自動車購入制限の緩和や撤廃を検討」との一部報道が、リスク回避の巻き戻しにつながったが、米国債が逆イールド幅を拡大したことで、NY株価が軟調な展開となり、揉み合いに留まった。トランプ大統領が「FRBは長期に渡り判断を誤り続けた」と発言したが、影響は少なく、米8月消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業景気指数が予想を上回ったことがドルを支えた。
ドル円は、105.59から106.07まで反発も、このレンジで揉み合い、ユーロドルは、1.1116から1.1086まで売りに押され、ポンドドルは、来月の議会休会明けに野党より提出されるとされていた内閣不信任案の動議が保留になったとの見方が広がったこと、英野党連合が「英国の合意なきEU離脱を阻止するために協調行動を取る」との声明を発表したことから、1.2311まで反発した。
一方クロス円は、まちまちの展開。ユーロ円が117.22まで値を下げ、ポンド円は130.40まで反発、オージー円は71.27から71.75、NZD円は67.19から67.59のレンジに留まり、カナダ円は80.10から79.50まで売りに押された。