昨晩の海外市場は、パウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演を控えて神経質な展開が続いた。7月30-31日の米FOMC議事録では、「今回の利下げはサイクルの半ばにおける調整」と声明と同様な姿勢が示されたことでドル買いを誘うも、一方で「2-3人の委員は、7月FOMCで50BPの利下げを支持」したことがドルの上値を抑えた。 ドル円は106.35から108.65まで反発、ユーロドルは1.1107から1.1180まで下落、ポンドドルは、シュタインマイヤー独大統領が、バックストップの再協議には否定的な見解を示したが、メルケル首相とジョンソン首相が首脳会談を控えて、1.2111から1.2155で揉み合った。
一方クロス円は、NYダウが米小売企業の好決算を受けて、300ドル超えの上昇となったことで堅調を維持した。ユーロ円が118.33から118.03、ポンド円が129.49から128.90で上下、オージー円は72.42まで反発、NZD円は68.15から68.35での小動きとなり、カナダ円は80.33まで一時値を上げた。