昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、週末を控えてポジション調整の動きが主流となった。米7月住宅着工件数や建設許可件数は強弱まちまちな結果となり、影響は限られたが、8月ミシガン大消費者信頼感指数の速報が、今年2番目の低水準となったことが、一時ドル売りを誘ったが、影響は限定された。また、NYダウが336ドル高まで反発したことで、リスク回避の動きに巻き戻しが出て週末の取引を終了した。

 ドル円は、106.49を高値に106.19と揉み合い、ユーロドルは、ECBの早期の追加緩和に対する思惑から1.1066まで売りの押された後、「ドイツはリセッションに陥った場合、財政出動する用意がある」との独シュピーゲル誌の報道を受けて1.1107まで反発、ポンドドルは、対ユーロでの買い戻しから、1.3177まで反発、ユーロポンドは、0.9091まで売りに押された。

 一方クロス円では、ユーロ円が117.58から118.17で上下、ポンド円が129.59まで反発、オージー円は71.95から72.25、NZD円も68.22から68.52の狭いレンジでの推移、カナダ円は、80.15まで買い戻しされた。