昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、中国財務省が「米国は新たな10%の関税によって米中首脳による合意を破った」との見解を示したことを受けて、リスク回避的な動きが続いたが、米7月小売売上高や8月NY連銀製造業景気指数など米経済指標がおおむね良好な結果となったことが、ドル相場を支えた。NYダウは140ドル安から133ドル高で神経質な展開が続いた。 

 ドル円は105.70から105.34で揉み合いとなり、ユーロドルは、レーン・フィンランド銀行総裁が「9月にインパクトのある大規模緩和を実施する必要がある」と発言したことでユーロ売りが強まり、1.1092まで下落、ポンドドルは、対ユーロでの買い戻しから1.2152まで一時反発した。

 一方クロス円では、ユーロ円が117.63まで下落、ポンド円が139.00まで反発、オージー円は71.54から72.14下、NZD円が68.00から68.55、カナダ円も79.30から79.93で上下した。