昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、トランプ大統領が「FRBの政策でドルが非常に強くなることはうれしくない」と述べたことなどから、ドルが軟調気味な推移も、総じて動意に薄く、まちまちの展開となった。

 ドル円は109.24から19.89で揉み合い、ユーロドルは、「独政府が、気候変動対策で新規国債発行を検討」との報道を受けて、独長期金利は上昇したことで一時1.1232まで反発後、サルビーニ伊副首相が「伊政府はもはや過半数ではない」、「総選挙を実施する必要がある」と発言したことで、1.1180まで下落、ポンドドルは、10月31日の離脱期限通過後、数日以内に総選挙の準備との報道を受けて、1.2086まで下落後1.2155まで反発した。

 一方クロス円は、NYダウが300ドル超えの上昇となり、買い戻しが優勢。ユーロ円は119.16から118.50まで下落、ポンド円が128.29まで売りに押された後128.99まで反発、オージー円が72.37、NZD円が68.87、カナダ円が80.24まで買い戻された。