昨晩の海外

  昨晩の海外市場は、米6月小売売上高や鉱工業生産が予想比を上回ったことで、ドル買いが優勢となった。ただ、トランプ大統領が「私が望めば中国に追加関税を課すことが可能」と発言したことが、ドルの上値や株を抑えた。またパウエルFRB議長が「不確実性が高まっており、FRBは適切に行動する」と発言したが影響は限定された。
 ドル円は108.38まで反発、ユーロドルは、独7月ZEW景況感指数が市場予想を下回ったこともあり、1.1202まで下落、ポンドドルは、弱い英6月雇用統計や保守党の党首選の終盤を控えて、合意なき離脱懸念が再燃し1.2398まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円が121.10、ポンド円が133.98まで下落、オージー円は75.84から75.16で揉み合い、NZD円は72.48まで売りに押され、カナダ円は82.63から83.13で上下した。