昨晩の海外市場は、米独立記念日を控えて、様子見ムードが続いた。米経済指標としては、6月ADP全国雇用報告が、+10.2万人と予想を下回り、5月貿易収支は、今年の最大の赤字額、6月ISM非製造業指数も2年弱ぶりの低水準となったが、ドル売りは限定された。ただ、NY3株指数が、金融緩和期待を背景に、過去最高値を更新したことが下支えとなった。
ドル円は107.53を安値に107.89まで反発、ユーロドルは、イタリアの財政問題に対し、欧州委員会が是正勧告を見送る姿勢を示したこと、トランプ大統領がツイッターで「中国と欧州は大きな通貨操作ゲームをしている」とつぶやいたことで、1.1312まで一時反発、ポンドドルは、1.2558から1.2593で揉み合った。
一方クロス円では、ユーロ円が121.32から121.80、ポンド円が135.18から135.72で推移、オージー円が75.32、NZD円が72.38、カナダ円が82.57まで反発した。