昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、ペンス副大統領が、イベントをキャンセルしホワイトハウスに戻ったこと、プーチン大統領が国防相と緊急会談などの一部報道を受けて、緊張感が高まったが、最終的に、ロシアでの14名が死亡した潜水艦事故に関しての調査に関連したものであることから、リスク回避の動きには至らなかった。

 ドル円は107.77まで下落、ユーロドルは、ECB政策担当者が「7月に早急に利下げする理由はない」との発言したこと。次期ECB総裁に、ラガルドIMF専務理事が指名されたことなどから、1.1275まで売りに押され、ポンドドルも、カーニー英中銀総裁が「不確実性が短期的な政策対応を正当化する可能性」と発言したことで、英長期金利が大幅に低下し、1.2585まで下落した。

 一方クロス円では、ユーロ円が121.72、ポンド円が135.86、オージー円が75.33、NZD円が71.92まで下落、カナダ円は、OPECと非加盟国の閣僚会合で、減産が支持されたが、材料出尽くし感から原油相場が下落したことで、82.20まで値を下げた。