昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、ドルの買い戻しが優勢。米6月ISM製造業景気指数が予想を上回ったが、同時に発表された5月建設支出は予想より弱い内容だったことで、指標に対する反応は限定された。またNYダウは、米中貿易摩擦の懸念が和らいだことで、一時290ドル高も、その後値を消した。 
 ドル円は108.53まで反発後108.22まで値を下げたが、このレンジで推移、ユーロドルは、欧州長期金利の低下を背景に1.1281まで売りに押され、ポンドドルは、英6月製造業PMIが、市場予想や前月を下回ったこともあり、1.2632まで値を下げた。
 一方クロス円では、ユーロ円が123.00から122.36、ポンド円が137.56から136.75まで売りに押され、オージー円が75.44、NZD円が72.30まで下落、カナダ円は、OPEC総会で、減産の9カ月延期を決定したが、82.84から82.51まで売りに押された。