金曜日の海外市場は、米中首脳会談を控えて揉み合い気味の展開。ムニューシン財務長官、ライトハイザーUSTR代表と劉鶴中国副首相が大阪で会談したと関係者筋の話が伝わったが、詳細は聞こえて来ず、米経済指標としては、5月米個人所得が予想を上回ったが、概ね予想通りの結果となり、6月シカゴ購買部協会景気指数は予想を下回った一方、6月ミシガン大消費者信頼感指数の確報値が、予想を上回ったが、影響は限定された。
また、カプラン・ダラス連銀総裁が「金融政策を変更するのは早すぎる」、「利下げを支持する前にさらなる見通しの悪化を確認する必要がある」と述べたが、目立った反応は見られなかった。
ドル円は、株価の上昇もあり107.94まで反発、ユーロドルは1.1394を上値に、1.1351まで一時下落、ポンドドルは、ロンドン・フィキシングに向けて1.2736まで買い戻しが優勢となった。
一方クロス円では、ユーロ円が122.78、ポンド円が137.22、オージー円が75.71、NZD円が72.45、カナダ円が82.46まで反発した。