昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、G20や米中首脳会談を控えて、ドルの買い戻しが優勢。一時ムニューシン財務長官の「米中通商交渉は90%が完了している」との発言が伝わり、ドル買いが強まったが、複数の通信社がこの発言は「過去のものだった」と訂正したほか、トランプ米大統領が「米中が合意する可能性もあるが、現状でも満足」と述べたことなどが、更なるドル買いを抑えた。また、米耐久財受注は、強弱入り混じる結果となり、NYダウは一時111ドル高となるも、上値は抑えられた。
 ドル円は107.85まで反発、ユーロドルが1.1348まで下落後1.1392まで反発、ポンドドルは1.2664から1.2709で上下した。
 一方クロス円では、ユーロ円が122.64、ポンド円が136.91まで買い戻され、オージー円が一時75.36、NZD円が72.07まで反発、カナダ円は、原油価格が反発を受けて82.23まで買い戻された。