昨晩の海外市場は、トランプ大統領が、イランによる米無人偵察機撃墜について「イランは非常に大きな間違いを犯した」、「米国がイランを攻撃するかどうかすぐに分かる」と発言したこと、米6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や5月景気先行指標指数が、予想を下回ったことで、米10年物国債利回りが2%を割り込みドル売りが優勢となった。ただ、S&P500種株価指数が、史上最高値を更新、NYダウも300ドル近い上昇となったが、リスク志向の動きにはつながっていない。
ドル円は、107.21まで下落、ユーロドルが1.1317まで一時反発も6月消費者信頼感指数の速報値が予想を下回ったことで、上値を押さて、ポンドドルは、英保守党党首選の第5回投票で、ボリス・ジョンソン前外相とジェレミー・ハント外相の決選投票が決まったが、影響は薄く、1.2728から1.2672で推移した。
一方クロス円では、ユーロ円が121.92を高値に121.09まで下落、ポンド円が137.20から136.20、オージー円が74.70から74.20、NZD円が71.11から70.64、カナダ円が81.86から81.22まで売りに押された。