昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、中東のホルムズ海峡近くのオマーン湾で、2隻の石油タンカーが攻撃を受けたことで、原油価格が大幅に上昇したが、為替市場への影響は限定された。ただ、ポンペオ米国務長官が「イランに責任」と述べたことで、地政学リスクへの懸念が相場を抑えた。米経済指標としては、週間新規失業保険申請件数が、予想より弱い結果となったが、影響は限定され、NYダウは、一時142ドル高まで反発後上げ渋った。
 ドル円は108.24から108.54で上下、ユーロドルが1.1304から1.1269まで下落、ポンドドルは、第1回の英保守党党首選で、ボリス・ジョンソン前外相が114票で1位となったことで、1.2663から1.2709まで反発したが、その後売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円が122.50から122.14まで売りに押され、ポンド円は137.10から137.80で上下、オージー円は74.81から75.03、NZD円が71.13から71.25の狭いレンジでの推移、カナダ円は、81.67から81.25での推移となった。