昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、主だった米経済指標の発表もなく、もみ合い気味の展開。ただ、一時226高となったNYダウが、トランプ米大統領の「もし習・中国国家主席がG20サミットに参加しなければ、中国への追加関税は直ちに発動されるだろう」との見解を示したこと、「ニューヨーク市マンハッタンの中心部の建物にヘリコプターが墜落」と報じたことなどから、値を消したことが、円の下値を支えた。

 ドル円は、108.72から108.32まで下落、ユーロドルは1.1290から1.1331で推移、ポンドドルは、英4月製造業生産高などが軒並み予想を下回ったことで、1.2654まで売りに押された。

 一方クロス円では、ユーロ円が122.93から122.63で上下、ポンド円は、138.27から137.49まで売りに押され、オージー円が75.43、NZD円が71.67、カナダ円が81.52まで値を下げた。