昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、軟調な株価を受けて、リスク回避の展開も、モラー特別検察官の記者会見で、「辞任と捜査報告書以外は付け加えることがない」と発表したことで、トランプ大統領に対するロシア疑惑追及が終了したとの見方から、株価が下げ止まりを見せ、巻き戻し的で引けた。NY株は三市場とも続落。NYダウは一時409ドルの下落となった。
 ドル円はアジア時間の安値109.15から109.70まで反発。ユーロドルは、「EUはイタリアの財政赤字を巡り、懲罰のリスクが高まったことを確認」との一部報道もあり、1.1125まで下落、ポンドドルは、バラッカー・アイルランド首相が「10月にブレグジット期限をさらに延長する可能性」と発言したことで、1.2673まで反発後1.2613まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円が122.07から121.58まで下落後、このレンジで上下、ポンド円も138.59から137.89で上下し、オージー円が75.46の安値から75.88まで反発、NZD円が71.10まで一時下値を拡大、カナダ円は、カナダ銀行が政策金利の据え置きを発表。声明では「緩和的な政策金利が引き続き正当化される」としたことで、80.66まで下落後、81.18まで反発した。