金曜日の海外市場は、前日のトランプ大統領の「中国との協議は早期に進展するとみている」との発言を受けて、米中貿易摩擦に対する警戒感が若干後退、NYダウが一時180ドル高まで反発したことで、リスク回避の動きは一旦収まったが、米4月耐久財受注額が予想より弱い結果となったこと、週末のポジション調整もありドル売り、円買いが若干優勢となった。
ドル円は109.72から109.27まで下落、ユーロドルが1.1212まで上昇、ポンドドルは、1.2648を安値にメイ首相が、辞意を表明したことで、1.2734まで一時買い戻されたが、次期首相有力候補と言われているボリス・ジョンソン前外相が「合意なき離脱を辞さない」との発言したことなどが上値を抑えた。
一方クロス円では、ユーロ円が122.44から122.83、ポンド円が139.50から138.52で上下、オージー円が75.84、NZD円が73.83まで反発、カナダ円は81.59を高値に81.15まで売りに押された。