昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、ドル買いが優勢となった。米4月景気先行指数は予想通りも5月ミシガン大消費者信頼感指数が、15年ぶりの強い結果なったことがドルを支えた。NYダウは、一時の200ドル安からトランプ大統領が「対日本・EUの自動車関税措置を少なくても180日間延期」と表明したことで、86ドル高まで反発したが、CNBCが、「米中通商交渉は、停滞している」とリポートしたことで、再びマイナス圏に転落した。

 ドル円は110.19まで一時反発、ユーロドルが、来週の欧州議会選を控えた様子見ムードもあり1.1156まで値を下げ、ポンドドルは、メイ政権と労働党による与野党協議が破綻したこと、メイ首相の辞任を睨んだ政治不安から11.2720まで売りに押された。

 一方クロス円では、ユーロ円が122.28から123.00まで反発、ポンド円が139.56の安値まで下落後140.25まで反発、オージー円が75.34から75.76、NZD円が71.52から71.87で推移、カナダ円は81.08を安値に、ポロズ・カナダ中銀総裁が「金利が若干高めに動くのは自然の傾向」と述べたこと、「米国とカナダは鉄鋼・アルミ関税の撤廃で合意したと正式に表明」との報道を受けて81.96まで反発した。