昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、軟調な株価に加えて、弱い米4月小売売上高や鉱工業生産指数もあり、リスク回避が優勢となったが、米政府高官が「トランプ大統領は、輸入車に対する関税発動を最長6カ月延期する考え」との報道を受けて、NYダウが190安から190ドル高まで反発したことで、巻き戻しで引ける形となった。

 ドル円は109.16を安値に109.69まで値を戻し、ユーロドルは 独第1四半期GDP・速報値と仏4月消費者物価指数・改定値が、市場予想並みに留まり、1.1178から1.1225まで反発、ポンドドルは、英政府筋から「EU離脱協定案に関して、次回の議会承認が最後のチャンスであり、次はないだろう」と伝わったことで1.2827まで下落した。

 一方クロス円では、ユーロ円が122.08の安値から123.09まで反発、ポンド円は140.22まで下値を拡大、オージー円が75.54を安値に76.08、NZD円が71.55から71.98、カナダ円が80.93から81.61まで値を戻した。