昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、米中貿易摩擦の激化を懸念したリスク・オフの動きが一服した。トランプ大統領の発言が、一時の強気から若干和らいだことで、NYダウが一時364ドル高まで反発し、円の売り戻しにつながった。

 ドル円は109.77まで上昇後、109.44が下値を支え、ユーロドルは、5月ZEW景況感指数が予想より弱い結果となったこと、サルビーニ伊副首相が、伊財政赤字が対GDP比で3%超えとなることを示唆したことで、1.1244から1.1204まで売りに押され、ポンドドルも1.2965から1.2904まで値を下げた。

 一方クロス円では、ユーロ円が123.40から122.64、ポンド円が142.15から141.41まで売りに押され、オージー円は76.37から75.91、NZD円が72.29から71.96、カナダ円が81.54から81.15で推移した。