昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、引き続き米中通商交渉を睨んで荒れた展開となった。NYダウが一時450ドル安まで下落し、リスク回避の展開が続いたが、トランプ大統領が、「習近平と電話会談を実施する可能性がある」、「今週中の中国との合意は依然として可能」と述べたことが、どうにか回避志向を抑えた。米経済指標としては、3月貿易収支や4月卸売物価指数が、予想の範囲に留まり、3月卸売在庫が予想を下回り、3月卸売売上高は予想を上回ったが、影響は限定された。  

 ドル円は109.60から109.92まで反発後、109.47まで安値を拡大、ユーロドルは1.1251まで反発、ポンドドルは、1.2969まで一時下落した。

 一方クロス円では、ユーロ円は122.49から123.28、ポンド円が143.20から142.25で上下、オージー円が76.35から76.87、NZD円が72.04から72.45、カナダ円が81.59から81.12で推移した。