昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、総じてもみ合い気味の中、ドルが堅調な推移となった。米3月鉱工業生産指数が予想を下回り、4月NAHB住宅市場指数が市場予想通りの結果となり、影響は限定され、NYダウは一時146高と堅調な推移となったが、相場に対する影響は大きく出ていない。  ドル円は、日米通商交渉から主だった結果が聞こえて来ず、111.85から112.04まで反発、ユーロドルは、「複数の欧州中央銀行政策メンバーは、2019年後半に成長が持ち直すとの見通しに対して懐疑的」との報道を受けて1.1314から1.1280まで下落も、その後このレンジで推移、ポンドドルは、英与党保守党と労働党の話し合いが行き詰っているとの報道で1.3043まで売りに押された。  一方クロス円では、ユーロ円が126.65から126.20まで値を下げ、ポンド円が146.03まで下落、オージー円は、79.90から80.40まで反発し、NZD円が75.50から75.81で推移、カナダ円は83.47から83.89まで買い戻された。