昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、中国貿易収支の改善を受けて、中国経済に対する景気減速懸念が後退したこと、JPモルガンの好決算などから、NYダウが290ドル高まで反発したことで、リスク志向の展開が続いた。米経済指標としては、4月ミシガン大消費者信頼感指数が予想を下回ったが、ドル売りは限定された。  ドル円は、じり高となり112.09まで上昇、ユーロドルは、ユーロ圏2月鉱工業生産が予想を上回ったことで、1.1324まで一時値を上げたが、欧州委欧州委員会が米輸入品に対して報復関税リストを作成との報道から伸び悩んだ。また、ポンドドルもハモンド英財務相が「EU離脱を巡る政府と野党・労働党との協議は数週間以内に大きな進展を期待できる可能性」との発言もあり、1.3134まで上昇後売りに押された。  一方クロス円では、ユーロ円が126.77、ポンド円が147.03まで反発、オージー円は、中国景気に対する安心感から80.50まで上昇、NZD円が75.90、カナダ円も84.08まで買い戻された。