昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、米3月卸売物価指数が概ね良好な内容となり、加えて週刊新規失業保険申請件数が、50年ぶりの水準まで改善されたことで、ドルの巻き戻しが優勢となったが、ただ総じて様子見ムードの強い展開が続いた。 ドル円は111.70まで反発、ユーロドルが1.1287から1.1250まで下落、ポンドドルも1.3110から1.3052までじり安となった。なおEU臨時首脳会合では、英国のEU離脱期限に関して、10月末まで延期することを認めたが、英議会がこれを受け入れるかは不透明で、相場の買い戻しにはつながっていない。 一方クロス円では、ユーロ円が125.72、ポンド円145.97まで反発、オージー円は79.65から79.44、NZD円が75.17から74.90の狭いレンジで上下、カナダ円は83.10から83.52まで反発した。